ライフサイクル全体を通じて二酸化炭素をマイナスにする住宅
それが「LCCM住宅」


■LCCM住宅とは
家を建て、そこで暮らし、解体して建築材を廃棄するという「住宅の一生(住宅のライフサイクル)」の各段階で排出する二酸化炭素を徹底的に減少させると同時に、太陽光や太陽熱、バイオマスなどの再生可能エネルギーを利用することで、ライフサイクル全体を通じて二酸化炭素をマイナスにする住宅のことです。
すなわち、LCCM住宅は、単純な省エネ住宅というだけではなく、二酸化炭素の排出を極限まで減らす考え方の建築なのです。

たとえば、同じ大きさの住宅でも、木造と鉄筋では発生する二酸化炭素の量は大きく違います。
木造で建てる場合は、二酸化炭素を新たにほとんど発生させることありませんが、鉄骨の場合は、鉄骨を製造する段階で二酸化炭素が多く発生してしまいます。

そして、「住宅の一生(住宅のライフサイクル)」の各段階で排出した二酸化炭素の量から、太陽光発電や太陽熱給湯などで創り出したエネルギーの量を差し引くと、二酸化炭素の量がマイナスになることから、ライフサイクルカーボンマイナス住宅と呼ばれるのです。

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